2018年5月に受けたFP3級(ファイナンシャルプランナー3級技能士)の資格試験の発表が、今日2018年6月29日に行われ、合格しました!
完全合格!!
というわけで、ここでは合格の熱い感想を・・・ってものはあまり無いので、2つの実施機関(日本FP協会と金融財政事情研究会)の合格率の比較や、これからFP3級を取りたい・関心がある人向けに合格するための話などを紹介したく思います。
なお、FP3級とってFPとして仕事が来るわけではなく、ファイナンシャルプランナーの一番初歩をクリアしただけ、という段階です。
なので、どちらかと言えば、FP3級を取る意義は、自分自身に大人としてお金の知識を身につける、といった目的を見出している方も多いです。
FP3級を受けるに至った、これまでの経緯
よくある中高生の「勉強してないっすよ~」自慢ではなく、マジで勉強すらしなかったです。
だって、試験前々日が大好きなアニメの公開初日で、資格試験勉強どころじゃなかったのですw
合格率の高いFP3級。実はめっちゃ簡単?
日本FP協会実施の試験は、約8割超の合格率
FP3級試験の合格率は、随時公表されており、今回筆者が受験した、日本FP協会の2018年5月試験分も既に公表されています。
出典:2018年5月実施3級FP技能検定試験結果 | 日本FP協会
【試験結果】 | ||||
---|---|---|---|---|
学科・実技 | 受検 申請者数 |
受検者数 (イ) |
合格者数 (ロ) |
合格率 (ロ)/(イ) |
学科試験 | 20,500 | 16,405 | 12,947 | 78.92% |
実技試験 (資産設計提案業務) |
19,456 | 15,416 | 13,947 | 90.47% |
この合格率の高さ!!
- 学科試験:午前中の試験(マークシート方式)
- 実技試験:午後の試験(実技とは名が付くが、実際はマークシート方式)
過去の試験も、おおよそ合格率は7~9割程度で推移しています。
このことから、FP3級は受験したほとんどの人が資格取得できるような、難易度の低めの試験であることがわかります。
ちなみに合格ラインは?
出典:3級FP技能検定・2級FP技能検定 試験要綱 | 日本FP協会
等級 | 試験種類 | 出題形式 | 問題数 | 制限時間 | 合格基準 |
---|---|---|---|---|---|
3級 | 学科 | 筆記(マークシート形式) | 60問 | 120分 | 36点以上(60点満点) |
実技 | 筆記(マークシート形式) | 20問 | 60分 | 60点以上(100点満点) |
6割以上の正答率で合格です。
ただ、繰り返しですが、マークシート形式ですので、わからなくても鉛筆転がせば当たる可能性があります。
金財実施のFP3級試験は合格率がやや低い(6割程度)
金融財政事情研究会(金財)実施のFP3級はもう少し難しめで、おおよそ6割の合格率です。
等級 | 学科 実技 |
試験科目 | 受検申請者数 | 受検者数(A) | 合格者数(B) | 合格率(B/A) |
---|---|---|---|---|---|---|
3級 | 学科 | ‐ | 29,561 | 22,070 | 12,767 | 57.84% |
実技 | 個人資産 相談業務 |
13,680 | 11,465 | 8,164 | 71.20% | |
保険顧客 資産相談業務 |
16,973 | 11,764 | 4,199 | 35.69% | ||
計 | 30,653 | 23,229 | 12,363 | 53.22% |
初めてのFP3級試験は日本FP協会実施のものを
この結果を比較する限りは、金融財政事情研究会(金財)よりも日本FP協会の試験を受けたほうが、資格取得は早そうですよね。
まあ、合格率が必ずしも、あなたの資格取得の確率に繋がるわけではないのですがw
FP3級。合格するには
いや、勉強も何もしてなくて、アドバイスなんて大それたことをするのは申し訳ないんですけど、ちょっと思ったことをば。
なお、試験の感想自体は以下の記事を。
基本的には暗記で答えられる
正攻法で取り組むなら、参考書1冊買ってきて、ひたすら暗記すればいいと思います。
義務教育時代の受験勉強を思い出してみてください。
数字(の求め方)、用語、法律は特にチェックするようになさってください。
過去問を見ればすぐに分かりますが、計算させるような問題や、用語や法律の説明が正しいか、といった問題は結構多いです。
暗記する方法は、
- ひたすら、市販のテキスト読む
- 過去問繰り返す解く
のが、定番ですよね。
自分の「縁」のない・なじみのない分野から勉強しよう
FP3級は、合格率から見れば簡単とはいえ、出題される分野はお金に関する様々な事柄を含みます。
- 資産運用
- 不動産
- 相続
- 保険や社会保障
- 住宅ローン
- などなど
そこで、できるだけ、自身にとって経験のない・なじみの無い部分から勉強すればよいと思います。
例えば、筆者はかれこれ数年来の個人投資家なので、投資の分野は勉強などせずともすぐわかります。
実際、FP3級で出題される資産運用の問題なんて、数ヶ月ぐらい資産運用とか、つみたてNISAとかやってれば、誰でも回答できるような問題が多いです。
一方、筆者が難儀したのが、相続の問題。
今まで相続の場に立ち会った経験もないので、まったく未知の問題ばかりでした。
と、こんな感じで、自身が「全然経験ないな」みたいなところから始めてみてはどうか?と思います。
やはり、このあたりは机上であれこれ時間をかけるよりも、実践って強いよな、って思うところです。正直、勉強してから実践って効率悪いですよね。
試験勉強というより、自分の生活に役立つか、を考えてみよう
ただ、覚えるだけだと味気ないので、それならあなた自身の生活に役立つ知識を獲得する、つもりで勉強してみるといいと思います。
例えば、住宅ローンって「マイホーム欲しいな」と思う人にとっては、ほぼ確実に通る道です。
それなら、フラット35とか、元利均等返済とか、「自分が利用するとき、どうすればお得になるか」と考えてみれば、難しい用語にも少しは関心を持つと思うんです。
実際、FP3級を受ける方って、必ずしもファイナンシャルプランナーとして独立したいのではなく、生活のお金の知識として受験されている方も多くいらっしゃるようです(ツイッターで見た限り)。
FP3級試験当日の昼の時間は復習に使える
FP3級試験は午前2時間(10時~12時)、午後1時間(1時半~2時半)の配分で行われますが、午前の問題は1時間もあればまず終わります。
午前11時からは途中退室できますので、そこから午後の開始時間までは、昼食 + 復習に使える時間です。
追記:合格証書が届きました
試験結果発表から数日後の7月2日に、日本FP協会より合格証書と試験結果が届きました。
採点結果を見ると、
- ライフプランニングと資金計画:7
- リスク管理:5
- 金融資産運用:8
- タックスプランニング:8
- 不動産:5
- 相続・事業承継:5
と、どうみても、関心に応じて点数がばらついてることが分かりますねw
今度はちゃんと勉強しないと、サイコロ振ってもダメそう。
まとめ
- FP3級試験の合格率は日本FP協会実施の試験のほうが高め。資格を取得できることを優先するなら、日本FP協会の試験を受けよう
- 勉強は基本は暗記でなんとかなる。過去問解いたり、市販の書籍をよく読みこむなどしよう。数字の求め方や法律に関する問題は結構でる
- 学んだ知識で、自分自身の生活をより良くできないか、と考えると、単なる暗記よりも学ぶ意義を見出しやすいかも
なお、筆者は2018年7月4日に受付開始される、FP2級の9月試験も受験します!
今度こそはちゃんと勉強しようw(大切なことなので2度ry
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